カンボジアと教育

カンボジアの教育事情と歴史的背景

1975年~79年、ポルポトを中心とした独裁政権がカンボジアを支配し、教育を廃止、カンボジア国内の医者や教師をいった知識層が大勢殺されました。この政権の徹底ぶりは尋常ではなく、「眼鏡をかけている」だけで殺されたといいます。教師の8割を抹殺、教科書を焼却、校舎の解体…多くの知識層を含む200万人もの人々が殺害されました。

たった4年のこの行為でカンボジアの教育は完全に崩壊。その後、1993年に内戦は終結を迎えましたが、カンボジアには貧困と教育の不整備という問題が残りました。

【カンボジアにいま必要なのは人材育成】

日本を含む世界各国のODAやNGOはカンボジアへの支援を開始しました。インフラが整備され、小学校の建設も進み、現在首都プノンペンは多くの高層ビルが建ち並んでいます。外資系企業も進出し、近年カンボジアは高い経済成長率を維持しています。

しかし、・・・

一旦抜け落ちた教育は、今こういったカタチでその重要性を再認識させられています。
カンボジアがいま必要としているのは「人材育成」つまり、目に見えない、長期的な支援なのです。

【リーダーを育て、自立した国を目指す】

シーセフが目指すのは「持続可能な社会づくりの実現のための人材育成」です。現在も海外の支援に頼っているカンボジアが自立するためには、将来のカンボジアリーダーとなる人材を育てることが必要です。そのためには幼児期からの質の高い教育が重要です。

2016年、カンボジア初の幼稚園・小学校・中学校一貫校「CIESF LEADERS ACADEMY(シーセフ リーダーズ アカデミー)」を開校しました。
授業料は無償、「知」「徳」「体」のバランスのとれた教育を提供しています。教員は日本の幼稚園で研修を受けた現地の教員と一緒に行っています。

リーダーズアカデミーの子どもたちが将来、社会で活躍し、経済を動かし、誰もが質の高い教育を受けられる国を作る・・・一貫校事業は何十年も先を見据えた、新しい取り組みです。